世界最大のチャイナタウン、横浜中華街

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世界中の先進国のどの大都市にも、チャイナ・タウンはあります。

中国の人は昔から、どんどん海外に移住してきました。いわゆる華僑という人々です。華僑は生活力が旺盛で、どんな国にも根付き、同胞とともに各地にチャイナ・タウンを作り上げてきました。

そんな中で、世界最大規模のチャイナ・タウンが、横浜中華街です。

神奈川県横浜市中区山下町一帯がその所在。約0.2平方キロと面積は少ないのですが、そこに何と600軒以上の中華料理店、点心やブタまん、タピオカミルク、焼き栗、月餅などを売る食料品店、食材屋、エスニック雑貨店などがひしめき合っています。

1955年以前は、唐人町、南京町と呼ばれていました。中華街と呼ばれるようになってからも、地元の人は、チャン街と呼ぶ人が多いようです。

日本では、神戸南京町、長崎新地中華街とともに三大中華街とされています。

延々と並ぶ中華料理店

横浜中華街の料理店を見る前に、日本における中華料理を考えてみましょう。

中国は広大な国ですから、地方ごとに食材、調理法、味付けの違うほんとうに様々な中華料理があり、その体系全体が、世界三大料理の一つにあげられています。

その中で、日本では主に、北京料理(塩味が強い)、四川料理(香辛料をよく使う)、広東料理(薄味で食材の味を生かす)、上海料理(甘味が強い)の4つが一般的です。

そして中華街では、広東料理の店が多いと言われています。薄味で素材の味を生かすという所が、日本料理と似ているからでしょう。

さて、中華街で人気のある名店と言えば…

やはり、メイン・ストリートに大きな店を構える、聘珍樓、萬珍楼、重慶飯店、謝甜記、揚州飯店と言ったところでしょうか。

週末にはこのどの店も予約で一杯、並ぶ人の姿も見られます。

どの店も美味しいので、一つを取り上げるのは至難の業です。

聘珍樓

揚州飯店

隠れた名店、お教えします

中華街のはずれに、どこの街でもあるような、ごく普通の、というよりむしろ貧相で汚い店があります。テーブルはデコラで、スポーツ新聞や漫画雑誌が積んであるような店です。実はその店が、有名料理店の料理長が賄代わりに食べにやって来る、隠れた名店なのです。筆者も行ったことがありますが、ただの冷やし中華が、なぜかめちゃ美味しかったのです。

店の名は、雲龍。中華街で出しているガイドマップにも載っていないような店です。

根性で探してください。

雲龍

また、ランチしたい人に、絶好のお店があるのです。

ローズホテル横浜というホテルの1階にある、ブラスリー ミリー・ラ・フォーレというイタリアンのお店のランチバイキングでは、西洋料理だけではなく、ホテル内に支店を構える重慶飯店のメニューも食べられるのです。どうせだったらいろいろなものが食べたいわ、という奥様やカップルに人気です。おひとり様2,200円です。

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御利益あらたか、関帝廟

関帝廟

中華街に住む人の信仰を一身に集めているのが、関帝廟です。

三国志で有名な実在の武将、関羽を主神として祀っています。この廟の色鮮やかな意匠に中国らしさを感じますね。

他に地母娘娘、観音菩薩、福徳正神という3柱の神様が祀られています。

また、他にも随所に個性的な門や、小さなお宮が見られます。これらは風水思想に基づいて建てられた牌楼で、それぞれ海の安全を守る神様や、安産の神様などが祀られています。

街全体は、東の朝陽門、南の朱雀門、西の延平門、北の玄武門で守られています。

お宮

ショッピング・タウン、中華街

それにしても、メイン・ストリートの中華街大通りはもちろん、それと交わる市場通り、香港路、どの通りもお店でぎっしりです。

目立つのは、ブタまんと呼ばれる、中華饅頭のお店。子供の頭ほどのものも500円であって、一つでお腹がいっぱいになってしまいます。

ぶたまん

中華街はエスニック・グッズの店がたくさんある事でも知られています。有名なのは、チャイハネ。インドやアラブの服や雑貨の老舗です。

もちろん、チャイナ服や中国グッズ、また皮蛋など食材を売る店もそこここにあります。

平日の昼間でもわいわいと大賑わい、それが横浜中華街です。

中国雑貨

以前は都内からは車でないと行けませんでしたが、2004年に、みなとみらい線が元町・中華街駅まで開通したので、中華街だけでなく、横浜全体が、新しい時代に入りました。

港の見える丘公園、山下町マリンタワーなどは昔から有名ですが、赤レンガ街など、新しい観光スポットも次々と生まれています。

あなたも、今年のゴールデン・ウィークに出かけてみませんか。もちろん、大混雑は覚悟の上です(笑)。

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