秋の紅葉先取り 奥飛騨温泉郷で秋色に染まる北アルプスと露天風呂を堪能

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
安房峠にて野生サルの親子

暑い夏も終わり、いよいよ秋の行楽シーズンが始まる。秋と言えば、味覚の秋で新そばに松茸、栗、さんまなど旨いものが潤沢にある。さて、味覚の秋もいいが、静かに紅葉の秋を満喫してもいいだろう。今回は、岐阜県は奥飛騨温泉郷で露天風呂に浸かりながらの紅葉スポットを紹介しよう。

奥飛騨温泉郷はこんなところ

奥飛騨温泉郷(平湯温泉)からの槍ヶ岳

奥飛騨温泉郷(平湯温泉)からの槍ヶ岳

奥飛騨温泉郷は、旅行雑誌やテレビの旅行番組でもしばしば紹介される機会があり、奥飛騨温泉郷のことを知っている人も多いだろう。奥飛騨温泉郷は、岐阜県高山市(旧上宝村)に位置し、日本の屋根と呼ばれる北アルプスの南端にある温泉地の総称となっている。御飛騨温泉郷には、平湯温泉と新平湯温泉、福地温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の五つの温泉地の集まりとなっている。公共交通機関は、路線バスのみだが、難所であった安房峠に安房トンネルが開通したことで、東京からのアクセスもよくなった。

日本一多い露天風呂

奥飛騨温泉郷がテレビ番組でもよく取り上げられるのは、日本一露天風呂の数が多いところだ。ただ、露天風呂が沢山あるだけなら、他の温泉地にも露天風呂を備えている所は数多くある。奥飛騨温泉郷の凄いところは、露天風呂が多いだけでなく、今も残る混浴が多いことと、日帰り入浴ができる施設が多いことだ。日帰り入浴は、日帰り入浴施設であれば当然のことだが、旅館やホテルなどの宿泊施設のそのほとんどが、日帰り入浴の受け入れを行っている。

新穂高温泉深山荘露天風呂

新穂高温泉深山荘露天風呂

真正面には、名峰「槍ヶ岳」「穂高岳」を拝み見る新穂高温泉

新穂高温泉からの穂高岳

新穂高温泉からの穂高岳

奥飛騨温泉郷の中でも一番奥にあるのが、新穂高温泉だ。その名の通り、穂高岳の麓にある温泉である。元々は、性質上登山者向けの温泉施設が多く点在していたが、現在は観光向けの温泉地となっている。新穂高温泉から望む槍ヶ岳や穂高岳など3000メートル級の山の雄姿は、超ド迫力に尽きる。

新穂高の湯入口

新穂高の湯入口の紅葉

新穂高温泉の中でも最も有名なのが「新穂高の湯」になる。新穂高の湯は、蒲田川の河川沿いにある公共の露天風呂になる。ご覧の通り、広い露天風呂が一つあるだけになるので、混浴である。ただ、水着やタオル巻きでも入浴は可能だから、女性も安心して温泉を楽しめる。入浴料は、寸志200円。綺麗に管理されており、感謝である。

新穂高の湯

新穂高の湯

蒲田川沿いの静かな温泉地「栃尾温泉」

栃尾温泉口

栃尾温泉口

次に栃尾温泉に行ってみよう。栃尾温泉は、蒲田川と平湯川が合流する所に位置し、奥飛騨温泉郷の中では、開けた場所にある。蒲田川の河川敷には、公共露天風呂の「荒神の湯」がある。男女それぞれ脱衣所と露天風呂があるが、対岸からは丸見えだ。目の前には、蒲田川が流れ、遙かには活火山の焼岳が噴煙を上げているのが見える。露天風呂からは、何も遮るものがなく、最高の開放感である。入浴料は、こちらも寸志200円。感謝である。

栃尾温泉荒神の湯

栃尾温泉荒神の湯

歴史ある平湯温泉

福地温泉、新平湯温泉に寄りたいところであるが、ここで平湯温泉に行ってみよう。平湯温泉は、戦国の武将である武田信玄が上杉謙信との戦いで、兵の傷を癒やしたとされる歴史ある温泉だ。そして、毎分13000リットルの湯量と40箇所にも及ぶ源泉は、そう滅多にない。そして、泉質も炭酸水素泉に塩化物泉、硫黄泉、アルカリ泉と温泉デパートだ。現在、平湯温泉は、乗鞍や新穂高、上高地への中継地として、大勢のハイカーで賑わっている。

平湯民俗資料館

平湯民俗資料館

平湯民俗資料館にある露天風呂に入ってみる。入り口には、緑土色した足湯があり、いかにも効きそうな温泉ではないか。入浴料は、こちらも寸志300円!!感謝。男女別の脱衣所と各露天風呂が1つのシンプルな作りであるが、東屋となっているので雨の日も安心できる。それにしても、緑土色した湯は全く底すら見えないほどに濁っている。泉質は、ナトリウム・炭酸水素塩化物泉。鉄サビの匂いがややきつい感じだ。そして、源泉温度が76℃近くあり、源泉掛け流しの湯は、湯量豊富であるが、結構熱い。

平湯民俗資料館平湯の湯

平湯民俗資料館平湯の湯

風呂上がりには、古民家でビールやカレーがあり、小休憩できる。9月を過ぎると、肌寒く感じるが、風呂上がりには丁度心地よく感じる。それにしても、ここは時間が止まっている。普段時間に追われて生活していることが、不思議に感じるくらいだ。

平湯民俗資料館茶屋

平湯民俗資料館茶屋

平湯温泉には、日帰り入浴施設の「ひらゆの森」がある。いつも大きな駐車場は満車状態の人気温泉の一つになっている。ここ、ひらゆの森には、男女双方に大小9種類もの露天風呂がある。詳しく紹介したいが、ここだけでレポートが何枚も書けてしまうので、次回詳しく紹介しょう。

秋色に染まる穂高岳の屏風

安房峠からの紅葉の穂高岳

安房峠からの紅葉の穂高岳

日本全国数ある紅葉スポットの中でも、旧安房峠は中部地区の中でも屈指の紅葉スポットだ。現在は、安房トンネルの開通により、飛騨と松本とのアクセスが抜群に良くなり、旧道の安房峠を通る人は、酷道マニア程度である。標高約1800メートルの安房峠は、現在でも国道158が通っている。全線舗装されてはいるが、対向車とすれ違うのが困難なほど道路幅が狭いうえに、きついカーブが連続している。

紅葉の穂高岳

紅葉の穂高岳

安房峠の頂上には、昔茶屋があったところがあり、車を止めることができる。真正面眼下に、穂高岳の雄雌が飛び込んでくる。10月中旬から10月下旬が紅葉時期となり、秋色に染まる穂高岳は、まさに自然が描く屏風である。

蒲田川からの紅葉と穂高

蒲田川からの紅葉と穂高

奥飛騨の紅葉を巡りながら、ゆっくりと露天風呂に浸かっていると、こう言う時間の使い方もありと感じる。紅葉の時期は、毎年若干違っているので、HPなどで事前に調べておくことをお勧めする。安房峠は、所々道路が陥没している箇所やガードレールがない箇所もあるうえに、紅葉時期は落ち葉で非常にスリップしやすい。運転にはくれぐれも注意してほしい。

follow us in feedly