色とりどりのかわいい電車が走る街・吉田松陰ゆかりの東京都世田谷区を歩く

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江ノ電みたいなかわいい電車が走っている

今回は、江戸時代から現代に至る世田谷の中心地を歩きます。

そういえば以前、二子玉川から成城学園へ向かうウォーキングコースをご紹介しましたね。

実は世田谷は私にとって思い出深い場所なのですよ。…と言うのも、大学卒業後銀行に就職し、最初に配属されたのが世田谷支店だったのです。

私が営業係で活躍していた頃は、駅から少し歩くと、まだ畑が残っていました。

もちろん当時から、世田谷の代名詞ともなっている高級住宅地もありました。元総理大臣のお屋敷や誰もが知っている当時のアイドルの家もあって、外回りではいろいろ楽しい経験をしたのも記憶に残っています。

水戸のご老公様の自宅へ行ったら、本人が出てきて条件反射で土下座してしまったのも忘れられない思い出ですね。

それはともかく、私がまず向かったのが三軒茶屋。渋谷から東急田園都市線に乗って2つ目の駅です。

ここは今も昔もエネルギッシュな街の雰囲気。昭和女子大や付属校が駅前にあるので、若い女性が多く華やかなイメージがあります。

駅のそばには、キャロットタワーというにんじん色の高層ビルが…。

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ビルの下のアメニティスペースは小ぶりですがなかなかオシャレですな。六本木ヒルズや丸ビルに比べると全国的に有名ではないですが、遊ぶならこちらも悪くないと思いますよ。

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キャロットタワーの下にあるのが、東急世田谷線三軒茶屋駅。

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世田谷区の中央を貫く世田谷線は、2両編成の、バスを2台つなげたような電車。

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江ノ電みたいなかわいい車両が、どこかヨーロッパの雰囲気を醸し出しておりまする。スピードも普通の電車より遅く、若い女性の車掌さんが乗っているところもバスを連想させますな。

今回の旅は世田谷線の線路に沿って歩くので、さまざまな顔を見せてくれるでしょうね。

 

キャロットタワー最上階の展望室の大パノラマは一見の価値あり!

ウォーキングの前にまずはキャロットタワー最上階の展望室へ。ここはうれしいことに、無料で都内の絶景を楽しむことができるのですよ。

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行った日は快晴だったので富士山も見ることができました。 真下には、これから歩く世田谷の大パノラマ。その中を通る世田谷線の線路がよく見えます。

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遠くには新宿の高層ビル群が、モンサンミッシェルのように浮かび上がって見えました。

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雄大な眺望を堪能した後、キャロットタワーの近くにある最勝寺に向かいます。ここは江戸・五色不動のひとつ目青不動とも呼ばれているそうな。

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何度かお参りに来たことのあるお寺ですが、お墓のほうへ行くと江戸時代の大名墓地がありました。小田原城主であった大久保一族のお墓なのですな。知っている大名のお墓に出会えるとなぜかうれしい今日この頃。

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ノスタルジックな魅力満載の世田谷線沿線

猛暑のなか、次の目的地を目指してひたすら歩きます。

それにしても、世田谷の住宅街は網の目のように道が走っていますね。ベテランドライバーでも、世田谷の小道に入り込んでしまうと方向感覚を失ってしまうと聞いたことがあります。

昭和の少し前までは、世田谷は農村地帯ですからね。網の目のように広がった当時の農道が、そのままの形で現代に残っているのかもしれませぬ。

道に迷わないよう、世田谷線を目印に歩きます。行き交うカラフルな色の車両が暑さでほてった体を癒してくれました。

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こうしてみると、世田谷線はどこかローカル線のイメージ。駅は無人駅が多く、駅前の商店街もレトロな雰囲気でノスタルジックな気分にさせてくれます。

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「夏の線路ヲタク」なので、同じアングルの写真を何枚も撮ってしまいました。

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「花燃ゆ」放送で、話題の観光スポット松陰神社

世田谷線に別れを告げ、住宅街の中を歩いて行くと、目の前に美しい神社が…。

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ここは、松陰神社。

現在放映中の大河ドラマ「花燃ゆ」にも登場した吉田松陰を祀る神社です。

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吉田松陰の性格は、ものすごく明るくて、武士の子でも町人の子でも、一切分け隔てせず、同じように扱ったと司馬遼太郎氏の本に書いてあった記憶があります。

境内の一画に、お約束の「花燃ゆ」のポスターとともに、実際と同じ大きさの松下村塾が復元されていました。

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境内には、吉田松陰のお墓も。1863年に、高杉晋作や伊藤博文たち門下生が、松陰の亡骸を千住小塚原回向院からここに改葬したそうです。

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松陰のお墓は思ったより小さめですが、門下生たちに守られるように佇んでいました。

 

世田谷区にまつわるエトセトラ

松陰神社の近くには世田谷区役所があります。

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庁舎はなかなかモダンな建物だと思ったら、有名な建築家の前川國男が設計したそうですね。前川國男は以前「国内旅行365」でご紹介した「江戸東京たてもの園」に自宅が保存されていた記憶があります。

ところで世田谷区って、結構広いんですよ。面積は58.08平方キロメートル。人口でも鳥取県や島根県の人口より多いそうです。区内には砧公園や馬事公苑、駒沢オリンピック公園など広大な公園が点在しています。

渋谷や新宿から電車で10~20分の距離ですが、世田谷は東京の中にあって、いい意味でのローカルな気分を味わえるところかもしれませぬ。

モダンな昭和の建物の庁舎の真向かいには、平成を代表するようなオシャレな建物が…。

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これは国士舘大学の校舎ですか。

私の世代には硬派の大学という印象でしたが、イメージ一新ですね。実際、華やかなファッションの女子大生も多く、学生たちは「世田谷ライフ」を満喫しているようでした。

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