天下の名湯 草津温泉で温泉三昧

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草津温泉湯畑前

「草津よいとーこ 一度はおいで」これは草津節の一部。聞いたことがある人も多いが、この曲を含めて草津温泉は、日本人なら誰でも知っているほど有名な温泉地だ。

最近では、映画のロケ地にもなり、草津温泉に行ってみようと思う人も多いのでは。今回は、群馬県の草津温泉で、その名湯を堪能できる外湯を紹介しよう。

「草津節」でお出迎え♪

草津温泉へは、国道292号線を通るルートが最も一般的となる。草津温泉は、長野県と群馬県に跨る白根山の麓標高1200メートルにある。草津温泉に通じる国道292号線は、急ではないが、それなりにカーブが連続する山道となる。

草津節メロディロード

草津節メロディロード

そして、草津温泉街に差し掛かる頃、車の下から何やら音が鳴る!?ここにきて、エンジントラブルかと思いきや、何やら何処かで聞いたことのあるメロディではないか。そう、まさしく「草津よいとーこ 一度はおいで」でお馴染みの草津部である。この国道292号線は、数少ないメロディロードの一つだ。

それにしても、意気なはからいである。温泉ムードが一気に高揚するではないか。

草津節メロディロード

草津節メロディロード

草津よいとこ、何度でも行きたい温泉

草津温泉は、泣く子も黙る、全国いや世界的にも有名な日本が誇る名湯中の温泉である。その昔、西の横綱、有馬温泉。東の横綱、草津温泉と記されたほど、古くからの伝統的な温泉地である。

草津温泉湯畑

草津温泉湯畑

その昔、江戸時代に将軍家綱への献上湯として、現在の湯畑の湯が遠く江戸まで運ばれていた。

草津温泉と言えば、湯治を思い浮かべるが、今や草津温泉は、湯治の伝統を守りつつ、温泉観光を融合して生まれ変わりつつある。

とにかくすごい!草津温泉の湯

草津温泉が有名な温泉であることは知っていても、意外にもどのような温泉なのか知っている人は少ない。草津温泉は、日本屈指の強酸性温泉だ。酸性度を示すpH値は、1.8。この数字がどれだけすごいのか!。例えば、5寸釘を草津温泉の湯に浸けた場合、10分も経たないうちに酸化してボロボロにしてしまうほどの酸性濃度である。

草津温泉湯畑源泉

そして、湯量も半端ない。草津温泉の湯量は、毎分27,000リットル。これは、1日にドラム缶にして23万本に及ぶことになる。そして、これがポンプなどの機械でくみ上げているのではなく、自然噴出しているのだから、如何に草津温泉がすごい温泉なのか分かる。

共同浴場で本物の草津温泉を試すべし

草津温泉には、自治会や町が管理する共同浴場が点在している。こうした共同浴場は、長野県の野沢温泉や渋温泉でも運営されている。共同浴場は、気の利いたスーパー銭湯のように、至れり尽くせりの設備は備わっていない。しかし、その代わりに本物の温泉を味わうことができる。

共同浴場千代の湯

草津温泉の泉質上、石鹸を使っても意味がないため、洗い場がない。そして、50℃以上ある源泉が湯船に注ぎ込まれている。共同浴場の中には、水で埋めることができる所もあるが、多くは湯もみで温泉を冷ます方法がとられている。これが本来の草津温泉の入浴法である時間湯なのだ。草津の湯は、草津節にもあるように、恋の病以外に効かない病はない。

共同浴場は草津温泉の原点

湯畑前にある共同浴場「白旗の湯」に浸かってみよう。近くには、白旗の湯の源泉である白旗源泉がある。柵越しに眺めてみると、もうもうと立ち込める湯気の中に、コバルト色をした白旗源泉が湧いている。

白旗源泉

白旗の湯をはじめ、草津温泉には共同浴場が多く点在するが、観光客も無料で入浴できる。本来は、この地の方々が草津温泉の恵みを受ける目的であることを忘れてはいけない。

やっぱり熱い!!草津の湯

共同浴場白旗の湯

白旗の湯の扉を開けると、いきなり脱衣所と湯船が飛び込んでくる。ただ、こうした造りの共同浴場は、野沢温泉をはじめ同じである。白旗の湯には、熱湯とぬる湯の二つの湯船がある。どちらも、白旗源泉からの源泉かけ流しである。しかも、水で埋めてはいない。どうやら、ぬる湯のほうは、わざわざ源泉から遠回りをさせ、自然冷却させている。

白旗の湯

まずは、時間湯と同じように、ぬる湯から入ってみる。湯船には、源泉から遠回りさせて引いているので、コバルト色に酸化した湯が満たされ、オーバーフローしている。片足を入れた瞬間「熱い」!!白旗源泉の源泉温度は、90℃。これを自然冷却させているのだから、水でうめている風呂とは違う。

 

季節や天候にもよるが、ぬる湯で大体43℃前後だと言う。そして、湯船に浸かると体中が「ピリピリ」と刺激されて痛い!特に、夏の時期だと汗疹があると、その箇所が刺激的に痛く感じる。さすがにpH1.9の強酸性泉の効果によるものを実感することになる。

白旗の湯熱湯

ぬる湯に3分ほど浸かったのち、熱湯に移ってみる。ぬる湯で43℃なので相当熱いだろうと用心して入ってみる。ねる湯で、体が草津の湯にならされたのか、熱く感じない。熱湯に体を沈めた次の瞬間「お湯に噛みつかれたかのように激痛が走るではないか」。熱湯の温度は、46℃前後はあるうえに、強酸泉の湯だ。すぐさま熱湯から離脱するが、隣の地元の方は、普通に入浴されている。

気軽に温泉観光できる日帰り入浴施設

何度も繰り返すが、共同浴場は、地元の方や湯治に訪れた方が利用する。観光気分でいきなり熱湯に入れば、事故の元になるし、周りの人にも迷惑を掛けることになることを重々肝に銘じなければいけない。

日帰り入浴施設大滝の湯

草津温泉では、温泉観光としての入浴施設がある。大滝の湯や西の河原はテレビや旅行雑誌にも紹介されている有名な日帰り入浴施設。そして、今年4月には湯畑前に「御座の湯」がオープンしたばかりだ。

こうした入浴施設は、最新技術の熱交換技術を導入して、水でうめることはない。誰にでも源泉かけ流しの本物の草津温泉で温泉三昧もいいであろう。

大滝の湯湯もみ板

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