鉄道ファン、古い町並み・戦国武将ファンなら一度は訪れたい城下町・大多喜

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人気のいすみ鉄道の本社がある

本日も大多喜を歩きます。

植物園を出て、再び深い渓谷を眺めながら城下町へ戻ります。

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駅前に出ると、イエローのかわいらしい車両が止まっていました。

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最近、いすみ鉄道を紹介する旅番組をよく目にします。沿線は、菜の花が美しく、車体の黄色が景色に溶け込んで走る姿が印象的。いすみ鉄道は、大原から上総中野まで26.8kmの路線。

この大多喜駅は主要駅で、鉄道の本社も置かれているみたい。

…といっても、シンプルな平屋建てでしたが…。

近くの踏切から線路を眺めると、やけに空が広いと思ったら、電線がないのですね。

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電車ではなくディーゼル気動車だからなのですか。最近、乗った記憶がないので、乗り心地をためしてみたいと思いました。

大多喜城の城門を模した門と黄色い車両とのコラボがなかなかいいですな。

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なんでも鑑定団の元鑑定士の実家は重要文化財

窓が大きくハイカラな町役場を横目に、いよいよ大多喜町の目抜き通り、その名も城下町通りへ。

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まず目についたのが、国の重要文化財ともなっている渡辺家住宅。

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これは先日の記事でも紹介した、なんでも鑑定団の鑑定士だった故・渡邉包夫氏の実家だそうです。横山大観の弟子だと番組で紹介されていましたが、やはり由緒ある家柄の方だったのですね。

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建物は1849年に作られた江戸時代末期の代表的な商家造りだそうな。当時は、大多喜藩の御用金ご用達まかされていた豪商だったらしい。残念ながらまだ現役らしく、中の見学はできませんので念のため。

それにしても、実家が重要文化財とはすごいですね。

渡辺家住宅を外から見学した後、城下町通りをそぞろ歩きします。

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道の両側には、古い建物が目白押し。

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まずは土蔵造りの商家、釜屋。そして、大多喜城の大手門の部材を使用して建てられたという伊勢幸酒店を眺めます。こちらも現役なので、中の見学がしたいニャーと思っていたとき、町並みの中ほどに見学可能な古い商家を発見しました。

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ここは、商い資料館と言って、江戸時代から明治時代の町の商店の資料を展示しているそうな。中に入って、さまざまな商売グッズを見学しているうちに、懐かしい五つ玉のそろばんや竿秤を見つけました。

私事で恐縮ですが、祖父が商店を営んでいたので、子供の頃よく店先で遊んでいたのです。もちろんそろばんを使ってお店を手伝っていたのではなく、五つ玉のそろばんをローラースケートのようにして遊んでよく怒られたのですが…。

竿秤も、鎖鎌みたいにしてチャンバラごっこをしていましたが、ようやく正式な使い方がわかりました。

それにしても、明治時代の商売道具で遊んでいたなんて、年をとったと感じる今日この頃。

 

徳川四天王の勇将が今も守る城下町

店内で、地元の人たちが本多忠勝を主人公にした大河ドラマの放映を推進していることを知りました。最近は、町おこしと大河ドラマのコラボのニュースを見かけるようになりましたね。

本多平八郎といえば、「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八郎忠勝」と言われたくらいの歴戦の勇将。戦場に出て敵と戦う時の槍働きは古今無双だったとか。しかも、徳川四天王の一人にして、生涯五十七度の合戦でかすり傷一つ負わなかったというからよほど強かったのでしょうね。

また、それだけ用心深かったとも言えるから、強いだけではなく頭もクレバーだったのでしょう。私も好きな武将の一人ですが、家康の側近として常に高い実績を上げ続けたというのは逆にドラマになりにくいのかも、と感じました。

どん底まで落ちて、そこから這い上がるエピソードはドラマになりますからね。

それはともかく、本多忠勝が大河ドラマの主人公になったら、是非見てみたいです。

商い資料館の左の路地を入ると石畳の寺町。江戸時代はこの辺りに20余りの寺院があったそうで、今でも歴史ある風情が残っていました。

寺町通りを歩き、町のはずれにやってくると夷隅川からのどかな里山をながめることができます。川に架かる橋の欄干には、本多忠勝の銅像が…。

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今でも、町を守るために「鹿角脇立兜」をかぶって睨みを利かせていらっしゃいます。

そこからしばらく歩くと、本多忠勝のお墓がある良玄寺。近くに忠勝公園があり、その奥に忠勝、忠勝夫人、息子の忠朝の五輪の墓碑がありました。

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後ろを振り返ると、大多喜城の天守閣が遠くに見えます。ここからも忠勝は大多喜城を守っているのかもしれませんね。

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そこから田んぼの中を歩き、再び城下町通りへ。

 

金田一耕助シリーズの舞台になった旅館がある

そこには、江戸時代に旅籠として創業したという大屋旅館がありました。国の登録有形文化財にもなっている建物で、テレビドラマの横溝正史シリーズの舞台にもなったらしい。今も現役で営業しているとはすごいですね。

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是非一度、金田一耕助のコスプレで泊まってみたいと思いました。

旅館左手の鳥居をくぐると、夷隅神社。

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この神社も歴史がありそう、と思ったら鎮座の年代が不明というくらい古いらしい。銅板葺権現造りの風格ある社殿の前では、子供たちがゴムとびをして遊んでいました。

ゴム飛び自体も、歴史ある遊びで、なんか神社の境内の雰囲気にぴったりマッチしていますね。

再び城下町通りに戻りしばらく行くと、銘酒「大多喜城」の醸造で知られる豊乃鶴酒造の古い建物が…。

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これも、国登録の有形文化財ですか。低い軒先と店頭の杉玉、風格ある佇まいに郷愁をそそられます。店の近くから、御影石張りの酒蔵小道がのびていました。そこから見る大多喜城の天守閣はまた格別。

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やはりお城が町の至る所から見える町って、素敵ですね。

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