琵琶湖疎水の流れる疎水道!!南禅寺から二条城を目指す道のり!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「近畿の水がめ」と呼ばれる琵琶湖。明治維新後、京都市の人口減少と産業衰退を憂えた当時の京都府知事により琵琶湖疎水が計画されました。灌漑、上水道、水運、水力の獲得を目的とした計画として、滋賀県大津市から、京都山科、蹴上、南禅寺、白川疎水通りを経て、鴨川まで流れ込んでいます。現在ではハイキングコースとしても知られており、水運の要所ともされていた蹴上インクラインは当時の面影を感じることができるでしょう。

今回はこの琵琶湖疎水に沿って南禅寺・水路閣から哲学の道をめぐり、二条城を目指します!!

レンガ造りの疎水道

京都市左京区、瑞龍山・南禅寺の敷地内にそれはあります。レンガ造りでアーチ型橋脚の風格のある建造物です。建築当初は寺の境内でもあり景観を損ねるという理由で反対もあったそうですが、周辺の落ち着いた景色に溶け込み、どこかレトロな雰囲気を感じさせるデザインと施工は素晴らしいものです!!

97840001

この水路閣の脇に階段があり、実際に疎水の流れを見学することができます。

97840003

この水路沿いは手すりや柵はないのでハイキングとして歩く場合は注意が必要です。

97830015

そしてこの南禅寺は時の天皇・上皇の発願による日本最初の勅願時とされており、京都五山や鎌倉五山には含まれず、それらの寺院よりも寺格が高く日本すべての禅寺の中でも最も高い格式を与えられています。貴重な水源があるだけでなく、そうした面でも特異な要素がある南禅寺。次回訪れる時にはじっくり散策してみたいものです!!

瑞龍山・南禅寺→http://www.nanzen.net/

哲学の小径

そして南禅寺を離れ、熊野若王子神社あたりから疎水の流れに沿って歩くことができます。ここから東山慈照寺・銀閣寺まで趣のある道をたどることができます。明治時代、この疎水沿いに文人たちが住むようになったため、「文人の道」と称されたり、哲学者が散策を楽しんでいたため「哲学の小径」、「思索の道」とさまざまな呼び名で知られたようです。現在では「哲学の道」として親しまれています。

97830006

静かで、樹々に囲まれ、穏やかな水の流れに沿って歩いていると、リラックスした気分で思索にふけれますね。そしてこの哲学の道にも四季折々の表情があり、春には桜、夏には緑の日傘、秋には紅葉、冬には雪化粧と味わい深い風景を楽しむことができます。京都ならではの名所と合わせてそれぞれの季節を感じながら思索の道を散策してみるのも良いですね!!

江戸幕府の始まりと終わりの場所

そして哲学の道から白川疎水通りをたどると鴨川に行き当たります。ここで琵琶湖の疎水道の終点となります。ここから元離宮・二条城までは少し距離があるので電車やバスで向かうこともできますが、歩いて向かっても見所が多いため飽きる前に目的地に到着してしまうのが古都・京都の味わい深いところでもありますね!!

京都は古くから朝廷や天皇の高御座があり、明治期になるまでは将軍職の任命など政権の要所とされてきました。260年ほど続いた徳川幕府もこの二条城で行われた、天皇による徳川家康への将軍宣下の儀から始まり、徳川慶喜による大政奉還によって幕を閉じたとされています。

IMG_4261

城郭としてよりも、宿泊や祭儀の場として用いられていたためか、建物内部も装飾や彫刻に優美さを感じます。

67310015

また、庭園もあり兼六園や栗林公園、好古園とまではいきませんが日本の庭園に見られる美を垣間見ることもできました。長く続いた江戸時代には戦乱の時代から変わり、文化や芸術など今日にまで続くものや新しい技術のベースとなっているものもあると思うと、どの地域でもそうですが、歴史あるスポットを巡り、それらについて見識を深めたり新たにしていくのも楽しいものですね!!

二条城→http://www.city.kyoto.jp/bunshi/nijojo/

カフェでひと息

そして元離宮・二条城の南にある神泉苑のすぐ近くに隠れ家的要素満載の焙煎所併設のカフェがあります。元々は撮影スタジオだったそうで、通りからも奥まったところにあるため、少し入り口はどこかと戸惑うこともあるかもしれません。

KIMG0431

京都に展開する同系列の数店舗分の焙煎もすべてまかなっているとのことで、焙煎所メインでカフェスペースは小さなものでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それでも空間の雰囲気は落ち着いており、過ごしやすいものです。さらにモーニングで提供されるコーヒーがマグで出てきたり、ジャムやピクルスがおかわり自由という気前の良さには驚きます!!ぜひ近くに来られた時には立ち寄られるのはいかがでしょうか?

CLAMP COFFEE SARASA→http://www.cafe-sarasa.com/

歴史あるものが数多く保存されている古都・京都。古き良きものと、新しいものとが混ざり合い、さらに新しいものが生み出されている街。訪れる度にまた新しい発見があるに違いありません。ぜひ、京都への旅行を計画されるのはいかがでしょうか!!

follow us in feedly