丹波三大山城めぐりー黒井城跡(保月城)登山!!ー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

丹波地方は京の都に隣接するため、朝廷や公家、室町幕府将軍家との繋がりが強く、中国地方の毛利氏、東からの織田氏に挟まれ、戦国時代を生き抜くために厳しい選択を迫られた地域でもあります。

そうした情勢の中、丹波三大山城・八神城(波多野氏)、黒井城(荻野氏)、八木城(内藤氏)の城主たちは各々の背景がありながらも、丹波攻略の命を受けた織田家の明智光秀と戦い抜く覚悟を決めた丹波武士たちでした。

その丹波武士の一人、黒井城主・荻野直政の心意気に思いを馳せながら山頂・本丸へ向かいます。

いざ、猪ノ口山・登山口より

猪ノ口山(標高356m)登山口にはゆるやかコースと急坂コースがあり、三段曲輪・太鼓の段・石踏の段をめぐり本丸へたどり着くことができる。今回は急坂コースから登り始めます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

登山口前には稲荷社があり一礼。急坂コースはさっそく息の切れそうな30段ほどの階段から始まる。さすが山城と称されるだけあり、登山道とは言うものの、けもの道を少し広くした健脚登山者の好みそうなコースになっている。こちらのコースから登る場合、特に足元周りの装備はしっかりとしたものをおすすめします。登山口には自由に使える自然木のステッキもあるので、登り終えた時には返却して帰りたいものです。

DSCF7455

また登り始めは急な斜面・滑りやすい箇所も多数ながら、所々にひと息つけるベンチがあるので息を整えつつ無理なく脚を進めることができます。

山城のなごり

急な斜面を登りきると、曲輪(兵士の移動する道)に遭遇します。戦時には多数の足軽・甲冑装備の兵士が行き交っていただろうと想像がふくらみますね。

DSCF7457

また道中斜面には武器として使われていた矢竹も生育しています。そしてしばらく脚を進めると石踏の段にたどり着く。ここで迫り来る敵を迎え撃っていた緊迫した様子を想像しながら、眼下に広がる春日町黒井の市街地、近代の農村地域の生活との違いを感じました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして息を整え、本丸へ向けて脚を進めます。

残る野面の石垣

所々休憩をとりながら登ること1時間ほどで本丸跡のある頂上へ到着。規模は小さいながらも、竹田城跡を想像させる本丸跡。一面緑で覆われている山頂には、張り出した野面積みの石垣(自然石を積んでいる)があり、山城ならではの迫力ある雰囲気がただよっています。

DSCF7473

この記事作成時期は初夏であるため、新緑とヤマツツジが楽しめましたが、山頂には桜の樹が多数あり、花の咲く季節に訪れると華やかなまた違った様子が楽しめます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

また想像ですが、樹氷・雪で覆われた石垣、霧で覆われた石垣も風景撮影のロケーションとしては良いと思います。ただ険しい登山道であっただけに、登山に伴う危険(落石・滑落・虫)を意識しながら無理なく登ることをおすすめします。

時々、登山や旅行中の事故の報道があります。私の勝手な想像ではありますが、経験ある登山者や旅行者は不意のアクシデントへの対処も含め、家に帰り着いた時に行程全体を振り返ってみて、「今回の登山・旅行は良かった」と感じると思います。慣れていなくても、帰り着くところまで含め登山や旅行は楽しいものであってほしいですね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この黒井城跡の登山口から山頂まで複数のコースがあり、今回使用した急坂コースは体力・脚力ともにフル活動を強いられました。この山城が健在であった当時の人々は有事の装備を纏って駆け上り、駆け下りていたことを想像すると、攻める側も迎え撃つ側も、「死にもの狂い」という言葉をあててしまいます。それだけたくさんの人々の熱心さの積み重ねが歴史として積み重ねられていくに違いないと思います。

ぜひ、歴史史跡を探索しながらの登山を楽しまれてみてはいかがでしょうか!!

 

情報

黒井城跡(保月城址)

所在:丹波市春日町黒井

パーキング:有り(限りあり数台)

登山:猪ノ口山登山口から山頂まで約40分(所々険しいところもあり装備に注意)

アクセス:

自動車:舞鶴若狭自動車道・春日IC下車、175号線・六反田交差点を黒井城跡方面へ

電車:JR福知山線黒井駅下車、黒井城跡方面へ

周辺施設:

道の駅 丹波おばあちゃんの里

温泉 国領温泉 助七(宿泊・日帰り入浴可)

 

 

 

follow us in feedly